「元気が出るLIVE」オーラスに参加して感じたこと
関ジャニエイトの元気が出るLIVE。ついにオーラスが終わってしまいました。
感想を述べたいのですが、やっぱり今回は何といってもオーラスのことを書かずにはいられないので、まずはこの日、私が目撃したことを書き留めたいと思います。
いつも時間ピッタリに始まるエイトのライブ。
この日はなかなか始まらず、何となくソワソワした気持ちになりました。
そんな時、黒いパーカーを着たメンバーがステージに。ビジョンに映し出されていなかったので、私の席からはメンバー本人なのか、誰なのか見えませんでした。ただ、異様な雰囲気だけが伝わって血の気が引いたのを覚えています。
そして、ヒナちゃんが話し始めたときやっと「あ、あそこに並んでいるのは本当にメンバーなんだ」と確信。
この時、私の脳裏をよぎったのは、本当に不謹慎なのですが「メンバーの誰かがつかまったとか…?」というSMAPオタならではのトラウマでした。
でも、真相は「大倉くんが腸閉塞でライブに出られない」ということ。このままライブが中止になるのかと不安になった時「ライブをやっていいかどうかはみなさんに聞いてから決めようと思いまして」というヒナちゃんの思いがけないひと言が。
この時、すでに何だか胸いっぱいでした。
大倉くんがいないことで、悲しむ人がたくさんいるってことを誰よりも理解していたのはメンバーだったんだ…と思ったから。
「大倉の分までオレらで頑張って幕を開けよう」という決断も、
「大倉がいないなら今回は中止しよう」という決断も、
メンバー自身が決めることではないと思ってくれたことに、すごく感動したんです。
エイトを応援していると、折に触れて「大事にされているな」と感じる場面が多々あります。いつもいつも「ありがとう」の気持ちを伝えてくれるし、いつもいつも「エイターのために」と全力を注いでくれていることが痛いほどに伝わります。
こんなアイドルは、正直初めてです。
だからこそ、チームとしての関ジャニ∞が好きだし、彼らがもっともっと自由に好きなことができる世界に辿り着けるためなら、食費を切り詰めてでも、仕事を死ぬほど頑張って休みをこじ空けてでも、できる限り応援したいと思えるんです。
オタクからすると、これって本当に幸せなことで…。気持ちが届いてる。返してもらってるって思えるからこそ、「いくら応援しても届かない」っていうアイドルにハマればハマるほど感じてしまう虚無感のようなものを感じないのかもしれません。
だからエイトを応援するのは、苦しくなくて、充実感に満ちているのだと思います。
むしろ、このままが楽しすぎてずっと独身なんじゃ…というのが一番の恐怖だよね…。リアルに。
そんなこんなで始まったオーラスのライブ。
メンバー全員がステージ裏で円陣を組んでいる場面を大型ビジョンに映し出してくれるという今回の演出。この日は、すばるくんとヒナちゃんの間にカメラを入れてくれて、「エイターも一緒に円陣を組もう」という粋な計らいをしてくれました。
もう、この時点ですでに泣ける。
1曲目の「キングオブ男」では、大倉くんの立ち位置は空けたまま。これがまた、「大倉も一緒にステージに立ってるで!」「お前の代わりはおらんで!」と言っているようで泣けました。
「がむしゃら行進曲」でサイドの花道を歩き始めたメンバー達。
私の席からは、ヤスくんがとっても近くて、お洋服をめくるとそこには大倉くんのうちわが! その後、うちわをお洋服の下にしまったあとも、上から優しく抱きしめててヤスくんの思いやりが見えました。
そこからは、もんじゃいの年上、年下に分かれたカメラアピールもずっと、大倉くんのうちわに向かって歌うメンバーのみなさん。わちゃわちゃ感がかわいい!
で、この後はいよいよバンドパート。
大倉くんがいないバンドはやっぱり寂しくて、安定感はなかったけど、みんなが一生懸命に全霊で弾いてるのがビシバシ伝わってきました。
途中、マルちゃんが機材トラブルか何かでベースが弾けなくて、両手を突き上げてピョンピョンしてたのが可愛かった♡
キャンジャニちゃんでは、倉子の代わりに安子が毒舌キャラに。
丸子に向かって「ブス!」って言ったり、普段の安子に戻って「丸子はタンバリン好き〜?」って聞いたりととにかく忙しい(笑)
横子に「二重人格になってるわよ」って言われてました(笑)
「丸子には倉子が必要ね」という横子の言葉に「本当にそう。だから今日はすっごく恐いの」と返す丸子ちゃん。個人的にも、ブレないキャラの倉子ちゃんが本当に面白くて、悪口言うのにも頭の良さって必要なんだな〜と思いながらいつも観ていたので、2人の掛け合いが見れなくて残念だったけど、そのぶん、全員が全力でフォローし合うキャンジャニちゃんでした。
キャンジャニちゃん達の愛しき人達が歌う「夏の恋人」は、マルちゃん×大倉くん、亮ちゃん×ヤスくん(通称:ヤンマー)で踊るパートがあるのですが、「ここどうするんやろ?」とチラチラ気にするヤンマーに気づき、途中で横山さんがマルちゃんのお相手に!
その直後が横の歌パートだったので、急いで立ち位置に戻って歌ってました。
真ん中にギュッと集合するパートでは、マルちゃんが大倉くんの立ち位置もカバーしようと、顔を左右にヒョコヒョコ出して、一人二役。
とにかく最後まで、メンバー全員で大倉くんのいない空間をカバーしようとできる限りのことをしてくれました。
マルちゃん、ヤスくん、大倉くんのユニット曲では、まさかのすばる様が光臨! 短パンにサスペンダーにメガネにランドセルという完全なるコナンスタイル(大倉氏の衣装なのでブカブカ)で、がむしゃらに踊るすばる様の可愛さプライスレス!!
途中で、ヤスくんが「よーし、スタート切るぞぉ。よーい、ドン!」って、すばるくんにも動きがわかるように説明を入れてて「天使♡」って思いました。
フリを覚える時間もなかった中、「出た方がええやろ!」という決断をしてくれたことがとっても嬉しかったです。
「韻踏ィニティ」という曲中の大倉くんのキメ台詞は、亮ちゃんが代役で「オレんとこ来いや」とバッチリ決めてくれました。
会場のキャーーー♡という悲鳴で二番手のマルちゃんのセリフが聞こえなかったのはナイショ(笑)
「とにかく笑ってやってください。それが大倉のためだから」というメンバーの言葉を指針に、腸閉塞をイジって笑いに変えるメンバーについていった2時間半。
でもやっぱり……すばるくんの挨拶は胸に刺さるものがあって。
ありがとうをいっぱい伝えてくれた後、「6人だろうが7人だろうが8人だろうが関係ない。今の僕らはこれなんです。正々堂々と胸張って、みんなの前に立ててる、今のオレらがすべてです。こうやって支えてくれて、観に来てくれる人たちにまっすぐぶつかっていたい、ただそれだけです」っていう心の叫びを聞かせてくれました。でも、最後に「今日は悲しい思いをした人もいっぱいいたと思うけど…」と言ったところですばるくんの目に涙が溢れ出て。
この言葉を口にした瞬間、こらえきれなくなったのが“渋谷すばる”なんだなと思いました。
「人数なんて関係ない!オレらは堂々とぶつかっていく」と言い切ったけど、もちろんそれも本心だけど、一度ステージに立つと決めたのだからそれが礼儀だとわかっているけれど、それでもやっぱり、泣きながらコンサートを見つめる緑色の服を着たエイターを目の当たりにして、彼女達の気持ちに寄り添うと、どこにもぶつけられない感情がわき上がってきたんだと思います。
これが「カリスマ」と言われる所以なのかもしれない。
この時、私はなんだか妙に納得してしまいました。いろんな人の感情を飲み込んで、心も体も傷だらけで、それでも求められる場所がある限り、そこに丸裸で立ち続ける。そんな渋谷すばるという男は、やっぱりカリスマなんです。
歌がうまいとか、顔がかっこいいとか、そんなことは関係ない。
背負ってきたものが、彼をカリスマにしているのだと思いました。目を真っ赤にして涙を流すすばるくんは、すごく「信頼できる人間」でした。
細かい部分はいろいろあるのですが、この1日で関ジャニ∞というチームの絆の強さ、エイトとエイターの絆の強さ、エイトとスタッフの絆の強さ、ありきたりな言葉になってしまうけど「みんなで一丸となる強さ」を心から感じました。
亮ちゃんは、「オレやっぱり緊張してたんやろな。いっぱい間違えてしまったわ」と話してくれました。亮ちゃんはエースという自覚をしっかり持っている人。だからこそ、大倉くんの代役を自分ができるのならといろいろ引き受けてくれたんだと思います。
自分がたくさん会場を回ることで喜んでくれる人がいるのなら、と。
ヒナちゃんは、すばるくんの挨拶を聞いてすごく泣きたかったと思います。でも、最後まで「笑い」に変えてくれました。最後に「特に大倉ファン、がんばれよ!」と屈託なく言えるのはヒナちゃんだからこそだった。
ヤスくんは、きっと演奏面でいっぱい支えてくれたと思います。それに、これから大倉くんの精神的支柱にもなってくれるんだと思います。今回、一番辛いのはやっぱり大倉くん自身だと思うから。
マルちゃんは、いつも通りみんなにいっぱいファンサをして幸せを届けてくれました。イジられ役のマルちゃんがいることで、どれだけ空気が和んだか…。
そして横。
この人は、ピンチの時にすごく冷静に見えました。そして本当に優しい。トロッコや花道で、ファンの目をみて「ありがとう」と優しく頭を下げる横を見ていると、それだけで泣きそうになるくらい優しいまなざしでした。
みんながみんな、全力で駆け抜けたオーラス。年上組の安定感はハンパなく、頼れるお兄ちゃんたちがグループを引っぱっている部分は大きいんだなと実感したりもしました。
大倉くんファンの方は本当に悲しい思いをしたと思いますが、とても貴重で感動的なコンサートでした。
そして今、私が心から願うのは、大倉くんが「元気が出るLIVE」を思い出したとき、悲しい気持ちにならないでほしいということだけです。
ファンはみんな全力で楽しんだから。泣いたり笑ったり、一緒に思い出を作らせてもらえたから。だからどうか、一日も早く回復して「オレ、めっちゃかっこ悪いやん!」って笑ってくれることを願っています。
幸せそうにたくさん食べる姿も、できれば見せてほしいです。(もちろん健康第一ですけどね!)
「未来に絶対、はない」
これを心に刻み込んだオーラスでした。
昨日と同じ公演、予定通りの公演が観れることはすごいことなんですよね。
どんなDVDが発売されるのかはわかりませんが、肌でエイトの魂を感じた、文字通り「元気が出る」LIVEでした。
エイトのみんな、参加したエイターのみなさま、そして何より大倉くん!
ほんとーーーに、
お疲れさまでしたーーーーー!!!!