ただのジャニオタ日記

アラサーでエイターでジャニオターのyazaaiが日々思ったことを、そりゃあもう勝手気ままに書き連ねるだけの日記です。

すばるくんが退所を決めた理由を私なりに考察してみた

2018年4月15日。
渋谷すばるジャニーズ事務所を退所する。

 

そんな現実が突然やってきました。

 

 

メンバーがグループを抜けたり、ジャニーズ事務所を辞めたりすることは、昔に比べて珍しいことではなくなったけれど、「まさかエイトが…」「まさかすばるくんが…」というのが正直な気持ちでした。

 

世間一般から見れば、すばるくんはアイドルらしくなくてロックバンドのボーカルのようで、バラエティ番組に出ることも似合わないし、ジャニーズの中でグループ活動をしていることも似合わなかったのかもしれません。

 

だからツイッターなどでは、「この人がソロで活動したいといってもそんなに驚かなかった」という感想も見かけました。

 

でも、エイターとしてガッツリ彼らを見て来た人たちはみんな、

「なんであのすばるくんが?」

と信じられない気持ちでいっぱいだったと思います。

 

あんなにバラエティが大好きで、笑いのセンスもあって、なによりエイトのみんなが大好きで、エイターのことも大切に思ってくれていて…。

「みんなで上を目指したい」と強く思っている人だと信じ込んでいたから。

 

あまりの衝撃に心と頭が追いつきませんでした。

 

その衝撃は、1カ月近く経った今でも変わりません。

 

SMAPが解散を決めたとき、どんな苦しい言い訳でも何でもいいから、いつでも「ウソでした~!」って言っていいよと思っていたけど、今回もまったく同じ気持ちです。

 

「やっぱり、辞めるの辞めました!」

 

と、いつでも言ってほしい。「もう後戻りできない」とか思わないで欲しい。

 

 


ただ、予期せぬ発表から1カ月が過ぎた今、私の心にあるのは「すばるくんが抜けることがさみしい」という気持ちではありません。


誤解を恐れずに言うのなら、すばるくんの気持ちに寄り添っても、さほどつらくはないのです。ましてや「6人のエイトを見るのがつらい」なんて、そんな先のことまでリアルに想像できてません。

 

私が、会見を見て涙を流したのは、すばるくん以外のメンバーの気持ちを考えると、本当に本当に心臓がえぐられる思いだったからです。

 

もちろん、この決断をしたすばるくんには、とても苦しい時期があったと思います。でも、新しい一歩を踏み出す人は、いつの時代も自分のタイミングで「せーの!」と前を向いて進めるものです。

 

 

ただ、周りの人は違う。

 

 

会見では、メンバーはまだこの現実を受け入れて前を向いていない印象でした。

世間に発表してしまうことで“確定事項”になってしまう絶望感と諦め…。

そんなふうに見えました。

 

でも、私はそれが何よりもうれしかった。

 

もしも、メンバーの気持ちの整理が付いてすべてが完結した状態でこの事実を知らされたら、いくら「ファンの皆さんに直接説明したくて…」という気持ちがあったとしても、やっぱり私は「置いてきぼりにされた」と感じたと思います。

 

でも、メンバーも私たちと一緒の気持ちなんだ。つらくて悲しくて受け止められなくて…。でも、どうすることもできなくて、どうにかこの場に立っているんだ。

 

そう思わせてくれたことが、本当に本当にうれしかったし、救いになりました。

 

子供の頃からいつも一緒に頑張ってきた彼らが、どれほどの絆で支え合いながら東京に攻め込んで来たかは、エイターならみんな知っています。私たちが知っていることも知らないことも含めて、メンバー同士は想像を越える強い絆でつながっていたんだと思います。

 

特に同級生のヨコヒナは、圧倒的な歌唱力とビジュアルでスポットライトを浴びていく渋谷すばるというスターを間近で見ながら、焦ったり、うらやんだり、いろんな気持ちになった時期もあったと思います。でも、それぞれがそれぞれの道を手探りで開拓して、お互いがお互いを補いながらバランスをとって、唯一無二の“三馬鹿”になった。

 

そんな、自分の一部とも言えるメンバーが「嫌や!なんでや!」「辞めないでほしい」「関ジャニ∞の活動を1年間休んでもいい」「どうにかして止められないかな」としつこいほどに気持ちをぶつけても、すばるくんの心は変わらなかった。

その事実は、私にとって絶望に近いものでした。

 

ファンである私たちの力で何かをしたとしても、どんなにラジオにお手紙を書いたり、電車を貸し切ったりしたとしても、もう彼の気持ちは絶対に揺らがないのだ、と。

 

メンバーがそこまで引き止めたのにムリだったのなら、もう彼を止められる人はこの世にはいません。

 

ただ、今まであなたを信じて関ジャニ∞というグループを応援してきたから、どうしても「裏切られた」という感情が沸いてしまうのです。

 

いっそ、「結婚を反対されたからジャニーズ辞めたる!」と言われた方が納得できたかもしれません。でも、あのメンバーの納得できていない顔や涙を見ると、きっとすばるくんが言った「海外で音楽活動を追求したい」というのがすべてなんだろうと思います。
(もしくは「結婚するからって辞めることないやん!」「いやや、俺はもうこの事務所にはいたくない!」という掛け合いがあったか……。いや、さすがにないかw)

 

 

関ジャニ∞にいるとできないこと」

 

 

すばるくんにとって、それは何だったんだろうと何度も考えました。

でも多分、そんなものはなかったんだと思います。

 

ソロでアルバムも出せる、ライブもできる、作詞作曲もできる、紅白にも出られる……。

 

だからこそ、なんでもできてしまうからこそ、

関ジャニ∞という御神輿に祭りあげられているだけなのではないか」

と不安に思ったり、自分の力で地に足をつけて歩いてみたいと思ったりしたのかもしれません。

 

制約があったとすれば、

「自分のやることすべてが大好きなほかのメンバーにも同じように影響してしまうこと」

なんですかね。

 

私には、グループ活動をした経験がないので一生わからないと思うし、わかったような口を利いてほしくないと思いますが、「自由にやる」と言っても、やっぱり何か失敗すれば関ジャニ∞の名前に傷がつくし、ジャニーズ事務所にも傷がつくし、全責任を自分だけが負うというわけにもいかない。それが、大きな事務所と人気グループに守られていることのある意味での窮屈さなのかもしれません。

 

仕事を共にするのは、友達とは違います。

 

私は、仲がいい友達ほど、一緒に仕事はしたくないと思っています。自分の嫌な面も、相手の嫌な面も見せ合うことになるから。許せる範囲も狭くなって、友達の時には言わなくてもよかったことまで言わなければいけなくなるから。

だから、仕事も一緒なのに友達として仲がいい、というのは本当にすごいことだと思っていました。ヨコヒナが普通。(…いや、一般社会に置き換えるとあの二人も仲がいいくらいかも)

 

だから、きっと仕事の面では、仲良しこよしではいられないぶつかりあいや気持ちのすれ違い、温度差も、これまで何度もあったと思います。

でも、それは「グループを抜ける」という発想とは、むしろ真逆なんじゃないかと思うんです。結局はみんな「グループを良くしたい」という同じゴールに向かっているからこそのぶつかり合いだから。

 

「抜ける」というのは、もうグループの一員ではなく「他人になる」ということです。「当事者」ではなく「部外者」になることです。

でも、渋谷すばるという人間が、メンバーとの気持ちのすれ違いや温度差を埋められずに、同じゴールを目指すことを諦めてグループを見捨てたとは思えない。

 

きっと、すばるくんの気持ちはもっとシンプルで

 

「大好きなグループに迷惑をかけずに好き勝手に大暴れしてみたい」

 

ということなのかもしれません。

 

関係性を断つことで守れる絆もあるから。

 

そこまで理解しようと努力をしても、どうしても心の片隅には「裏切られた」という黒い感情が残ってしまいます。そこまで説明されても、きっとメンバーは「思いっきり迷惑かけてよ!」と心から言うと思うから、やっぱりグループを抜けるのはすばるくんの勝手な決断だということに変わりはありません。

 

でも、今まですばるくんが私たちにぶつけてくれた言葉、その瞬間の感情には、決してウソはなかったのだと信じています。

 

 

大倉くんが腸閉塞でライブに出られなかったとき、目を真っ赤にして泣いてくれたこと。
ソロでライブをするときに「関ジャニ∞」というTシャツを着てくれたこと。
ヨコと亮ちゃんのどちらも選べないほど、みんなを大好きだと言ってくれたこと。
ライブ前にメンバーひとりひとりとハグをして緊張をほぐしてくれること。
2人で始めた舞台がきっかけで、その後も一人舞台を続けるヒナちゃんを「俺との場所を守り続けてくれている」と理解して応援してくれたこと。
関ジャニ∞ファンクラブ会員番号1番の会員証を持っていること。
ライブ会場にいる人もいない人も、すべてのエイターに届くように天に向かって「エイター!」と魂で叫んでくれることーーーーー。

 

 


その瞬間にウソはなくて、100%本気でそう思っていたと思います。

私の目に映る渋谷すばるとは、そういう人間でした。

 

 

今年の1月に気持ちが固まったという言葉を聞いた時、

 

「なんでいつもと同じようにライブをしていてくれなかったんだろう。もしも考えるヒマがないくらい忙しかったら…、エイターの喜ぶ顔を見ていたら…、メンバーと一緒にいたら…こんな決断をしなかったんじゃないか」

 

そんなふうに思いました。

 

でもそれは、すばるくんの心の中にある本音をだましだまし閉じ込めて、悲しい現実を先延ばしにしているだけなんですよね。

 

でも、今はまだ「がんばれ」とは言えずにいます。

「行かないで」という気持ちから、「生ぬるいことしたら承知しないんだからねっ!」というくらいまでには心は回復したけれど、きっと6人の関ジャニ∞を生で見て、現実を受け入れて前を向くまでは全力で応援できないんだと思います。

 

ただ1つ。

 

私が今回のことで強く実感したのは、ファンという立場の私は、

 

「すばるくんが関ジャニ∞を抜けたとしても直接的に私の人生が変わるわけではない」

 

という当たり前の現実です。

 

そりゃもちろん、今まで楽しみにしてきたテレビ番組ですばるくんを見れなくなったり、楽しみにしていたライブが悲しい気持ちに支配されたり…と、日常の変化はゼロではありません。

 

ただ、すばるくんがいなくなることで、

自分の仕事がなくなるわけでも、収入が減るわけでも、結婚が遠のくわけでもないんです。

ドライに聞こえるかもしれませんが、どんなに真剣に応援していても、心の支えになっていても、身近な存在に感じていても、ファンとはそういうものなんですよね。

 

でも、すばるくんにとっては自分の人生を変えるとてもとても大きな決断です。それを止める権利が「ファンだ」というだけの私にあるのか…。それを考えると、何も言えませんでした。

 

ファンとアイドルは不思議な結びつきで、特にエイトはとても強く結びつきを感じさせてくれるから、ついうっかり勘違いしてしまいそうになります。

 

でも、もしもファンが「行かないで」「さみしい!」とすばるくんを求めて彼が人生の決断を変えたとしても、数年後には別のグループのファンになっているかもしれないし、子育てに奮闘してオタク活動から遠のいているかもしれない。

 

もちろん、言葉の重みを受け止めて一生涯すばるくんを支え続ける人もいると思いますが、結局はファンとアイドルというもろい結びつきでしかないんです。

 

だからこそ、彼らは応援してくれる人を「ありがたい」と感じているのだと思います。

 

ただ、メンバーは違います。

 

すばるくんが抜けたことでの影響をダイレクトに受けます。

もしかしたらCM契約が切られるかもしれない。歌番組のオファーが減るかもしれない。紅白に出場できなくなるかもしれない。歌割りもフォーメーションもすべてが変わります。

 

そんな彼らが、「もう、どう頑張ってもすばるくんを引き止められない」と観念したときの気持ちを思うと、胸が張り裂けそうです。

 

もちろん、すばるくんが抜けた穴を埋めるための努力がつらいわけじゃなくて、仲間がいなくなることがつらいというのは大前提としてあるのですが、ダイレクトに自分の人生に関わる決断をした彼を応援する、というのは並大抵の覚悟ではないと思います。

 

これからはきっと、友達としてずっとずっと関係性は続いていくのだと思います。

 

せめてそれは続けて行きたいからこそ、一方的に終わりにするのではなく、何度も話し合ったんだと思います。

 

でも、残念ながらただのファンである私は、その様子をもう愛でることはできません。

 

関ジャニ∞が家族なら、

「実家を離れて一人暮らしをしたい」

という次男を

「いなくなったら寂しい」

「今までずっと一緒にやってきたじゃん!」

という理由だけで引き止めるのは、あまりにもエゴです。

 

「今までキミが担当してきたお風呂掃除は誰がやるんだ!」

「一人暮らしをしなくても、実家から大学に通えばいいじゃない」

 

そんなふうに説得して無理矢理引き止めても、意味がないことぐらいみんなわかっています。

 

ただ、“戸籍を抜いて”一人暮らしをするのは、あまりに極端すぎるから、周りはみんな驚いてしまったんですよね。

 

でも、

 

「0か100か」「やるからには死ぬ気で」。

 

それが渋谷すばるの生き様なのかもしれない、とも思うのです。

 

それに、そこまでしないと、ちょっとでもつらいことがあったらすぐに実家に戻ってきてしまいそうな弱い自分もいる…。それくらい、関ジャニ∞は居心地がよくてあったかい居場所だということなのかもしれません。

 

すばるくんは、今後の人生のすべてをかけて

 

「大切なものを捨ててまでもやりたかったこととは何なのか」

 

ということを見せつけていくのだと思います。それを見せつけていくことでしか、すばるくんの決断の本当の意味を証明していく術はありません。

 

今もまだ、私の中には「なんで?」「いつから考えてたの?」「今の状況のまま夢を実現することはできないの?」という疑問だらけです。

私が思いつく限りの疑問は、嫌というほどメンバーからも周りのスタッフさんからも聞かれ倒してきたのだと思います。それでもやっぱり、直接聞くまでは納得できないと思ってしまうのです。

 

「スバラジ」ですばるくんが語った言葉は、今年のツアーを6人で回る決断をしたメンバーの気持ちを擁護する内容でした。きっと、すばるくんの耳にも「7人でツアーを回ってほしかった」「事務所がそれを許さなかったのではないか」という声が届いていたんだと思います。
でも私は、すばるくんの本音が聞ける唯一の場所で、メンバーの気持ちを想像して代弁するのではなく、すばるくん自身が決断に至った経緯を教えてほしかった。

 

「タレントにしかわからない気持ちがある」

 

それほどの強い言葉を発するのなら、その気持ちをあなたが名付けた“エイター”に、諦めず、丁寧に教えてほしかったです。

 

サタプラで小堺さんが言ってくださった

 

「好きなものが2つになったと思えば、ね」

 

という言葉がとても心に響きました。オタクとして、「追うものが2つに増えて楽しさが2倍になった」と思える日まで、私はエイトもすばるくんも見守っていきたいと思います。

 

そして、ここまで長々と語っておいてなんですが、私は丸山担なので(すばるじゃないんかーーい!ww)、これからも強火渋谷担の丸ちゃんが元気に活動していけることを心から祈っています。

 

そして……、最後の最後にド不謹慎を承知でぶっこみますが、

 

「すばるとか山口とか、最近のジャニーズ事務所ヤバくね?」

 

という風潮に、「いやいや俺、別に悪いことしてへんし!!!!」と全力でツッコんでくれていたらいいなと思っています(笑)。

こんな、ちょっぴり残念な感じもエイトらしいなぁ、なんて思ったり…。

 

大好きな人が、今日も変わらず元気に活動してくれていることの幸せをしっかり噛み締めながら、これからもジャンジャン、ジャニーズ事務所に愛という名のお金を注いでいきたいと思います!←

 

 そして、とてもとても矛盾したことを書きますが、すばるくんがもしこれからいろんな十字架を背負って生きて行こうとしているのなら、

「ファンを裏切ってしまった」

という十字架だけは、どうか1ミリの罪悪感も持たずに、一番最初に

ポーーーーーーイ!!!!

と遠くに捨ててしまってほしいと思うのです。

 

ファンは大丈夫。元気だから!

心に傷は負ったけど、あなたの代わりはいないけど、

また別の楽しみを見つけてそこそこ楽しく生きて行くから。

 

だからどうか、進む道を決めたのなら、後ろめたさを感じずに思いっきり暴れてください。

 

「やっぱり辞めるのや〜めた!」

 

そう言ってくれる日をいつでも待っているから、今は、身軽になった体で大暴れしてほしいと思います。

 

でもまだ「ありがとう」とか「頑張れ」とかは言ってあげないんだかんねっ!(←結局、めんどくさい系女子ww)